有機ミルワーム

【出荷出来ない】生育段階で選ばれ 最後まで残る エリート有機ミルワーム 5つの壁

今日はちょっとマニアックな話をお伝えしますね。
最後の出荷まで選ばれるミルワームの話かな?
こんな方におススメ
  1. ミルワームを実際に育てている方
  2. ミルワームの大きさに拘る方
  3. マニアックな話(変態)についてこれる方

長年ミルワームを育て出荷を繰り返し、ミルワームと共に歩む時間が長くなればなるほど、私自身の拘りも強くなってきました。

簡単にまとめると、出荷に値するミルワームをこのように選んでますよーと言う事です。興味がある方はどうぞご覧になって下さいませ。

第一の壁

赤ちゃんミルミルから育てていくのですが、ここまでは皆一緒に育てあげます。大きさがある程度になったら、身体の先端が茶色~黒っぽい子は振り落とされます。この段階で出荷に適していないからです。

最高のミルワームの条件は「黄金色」が必須条件となります

 

第二の壁

すくすく黄金色をキープして育っていきますが、その中でどうしても表面がマットで艶なしのミルワームも出てきます。こちらも振り落とされます。

最高のミルワームの条件は「艶」が必須条件となります

 

第三の壁

「黄金色」「艶」をキープしつつ、最後はサイズが出荷の最難関になります。

最高のミルワームの条件は実際に出荷する際は目視で判断していますが、「長さ3センチ、幅3ミリ」が出荷の目安になります。
ようやく出荷まで辿りついたミルワーム達を送り出し、ここから先がいよいよマニアックな話の本番です。

第四の壁

最後まで残ったミルワームはやがてサナギになります。長年育成して分かったのですが、サナギの大きさで次世代のミルワームの大きさが決まります。

  • 小さいサナギ➡小さいミルワームになる(右側)
  • 大きいサナギ➡大きいミルワームになる(左側)
大きいサイズのサナギは2cmになります
残念ながら小さいミルワームは次世代に持ち越す事が出来ません

どんなに頑張っても大きいサイズにならないからです。

第五の壁

無事に大きさをクリアしたサナギ達は、一か所に集められて成虫になるのをじっと待ちます。餌を与えなくて良い期間なので私も楽をさせてもらえます。

そして10~14日程経つと成虫になりますが、ここで最終審査が入ります。

サナギ➡成虫になった時の大きさを確認し、目視で小さい成虫は持ち越せません。

 

最高の成虫の条件は「1.8ミリ」が必須になります

 

条件をクリアした成虫達が卵を産み、そして初めの第一の壁の過程を通過していきます。

 

まとめ

ここで疑問が沸いてきますよね?1匹ずつ見てるって事?
結構沢山な数がいると思うんだけど・・・

はい、見てます(汗

既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、私の販売スタイルがグラム売りではなく、個数販売なんですよね。なので1匹ずつ厳選してエリート達を送り出しているわけなんです。

 

最高のミルワームのまとめ
  1. 色が「黄金色」である事
  2. 身体に「艶」がある事
  3. サイズが「3センチ・幅3mm」である事
  4. 先端が茶色、又は黒っぽい色でない事
  5. 成虫のサイズが「1.8mm」である事

ここまで拘って育てる必要はないと思いますが、皆さんの参考になれば幸いです。

裏側をちょっぴり公開しましたが、これからも皆さんに喜んで頂けるような有機ミルワームを育てていきますので、宜しくお願いします。

今日はマニアックな話を最後まで読んで頂いてありがとうございました!