- ミルワームを実際に育てている方
- ミルワームの大きさに拘る方
- マニアックな話(変態)についてこれる方
長年ミルワームを育て出荷を繰り返し、ミルワームと共に歩む時間が長くなればなるほど、私自身の拘りも強くなってきました。
簡単にまとめると、出荷に値するミルワームをこのように選んでますよーと言う事です。興味がある方はどうぞご覧になって下さいませ。
第一の壁
赤ちゃんミルミルから育てていくのですが、ここまでは皆一緒に育てあげます。大きさがある程度になったら、身体の先端が茶色~黒っぽい子は振り落とされます。この段階で出荷に適していないからです。
第二の壁
すくすく黄金色をキープして育っていきますが、その中でどうしても表面がマットで艶なしのミルワームも出てきます。こちらも振り落とされます。
第三の壁
「黄金色」「艶」をキープしつつ、最後はサイズが出荷の最難関になります。
第四の壁
最後まで残ったミルワームはやがてサナギになります。長年育成して分かったのですが、サナギの大きさで次世代のミルワームの大きさが決まります。
- 小さいサナギ➡小さいミルワームになる(右側)
- 大きいサナギ➡大きいミルワームになる(左側)
どんなに頑張っても大きいサイズにならないからです。
第五の壁
無事に大きさをクリアしたサナギ達は、一か所に集められて成虫になるのをじっと待ちます。餌を与えなくて良い期間なので私も楽をさせてもらえます。
そして10~14日程経つと成虫になりますが、ここで最終審査が入ります。
サナギ➡成虫になった時の大きさを確認し、目視で小さい成虫は持ち越せません。
条件をクリアした成虫達が卵を産み、そして初めの第一の壁の過程を通過していきます。
まとめ
はい、見てます(汗
既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、私の販売スタイルがグラム売りではなく、個数販売なんですよね。なので1匹ずつ厳選してエリート達を送り出しているわけなんです。
- 色が「黄金色」である事
- 身体に「艶」がある事
- サイズが「3センチ・幅3mm」である事
- 先端が茶色、又は黒っぽい色でない事
- 成虫のサイズが「1.8mm」である事
ここまで拘って育てる必要はないと思いますが、皆さんの参考になれば幸いです。
裏側をちょっぴり公開しましたが、これからも皆さんに喜んで頂けるような有機ミルワームを育てていきますので、宜しくお願いします。