病気とハリネズミ

【低体温の恐怖】実際のリアル体験 冬眠に入る手前の状態?死を覚悟したハリネズミ

寒くなる冬に気を付けたいハリネズミの低体温。

朝起きてハリネズミの身体が冷たい、動かず丸まっていた事はありませんか?

低体温になると実際どうなるのか?そのまま死んでしまうのか?

突然動かなくなると、とても心配ですよね

今日は「ハリネズミの低体温」の体験談をお伝えいたします。

ケージ室内の快適温度は24~29℃と言われていますが、先日12月1日の深夜から関東は急激に寒くなり、翌朝うちのハリネズミは低体温症に。

  • その時の状況や様子
  • どうやって回復させたのか?
  • 低体温に突然なった時の対処法

サーモスタットで温度管理しているから大丈夫と思っている方も、突然同じ立場になる可能性もゼロではありません。突然低体温でぐったりしても慌てないように対処法をまとめてみました。

通常の飼育環境の様子

こちらのケージがうちのハリネズミのお部屋。上に毛布とアルミシートを被せて保温対策をしていました。

当日の気温とケージ状況
  • 最高気温 11.9 
  • 最低気温 11.7
  • ケージ下のホットカーペットOFF
  • 部屋の暖房なし(深夜の部屋の温度は16~17℃位?)
  • ケージ内は暖突のみで保温(25℃)

11月中はずっと気温が高く、当日突然気温が急に寒くなると分からなかったのと、ケージ内の温度は25℃に保たれていたが、フローリングからの冷気でハリネズミの部屋のみ温度が低かった為に低体温症を発症したのでは?

12月2日の朝

朝起床時に必ずフードを食べているかチェックしています。

この日の朝、「全くフードを食べていない」状態でした。今まで食べ残しはあったのですが、食いしん坊なので手を付けないのは初めてでした。

その時はお腹空いてなかったのかな?と少し疑問に感じましたが姿を確認するまでには至らず。朝食やお弁当の準備が終わり、ケージの掃除をしようと姿を確認すると、いつもと違う針の硬さや重さに頭が真っ白に。。。

 

低体温に気付いたポイント
  • 身体がいつもより硬く重く感じた
  • 初代ハリが亡くなった時に抱っこした硬さと似ていた
  • 針がいつもより硬い
  • 丸まって動かない
  • 床に置いても動かずふらついていた
  • フードを食べない
  • 身体が冷たい
  • オシッコをしていない
  • 便をしていない

昨日の深夜から急に気温が下がった事で低体温にしてしまったようです。

低体温に気が付いた1時間後には出勤しなければいけません。

会社を休もうか迷いましたが出勤するギリギリの時間まで温める事に決めました。

低体温からの回復

こちらの写真が低体温状態のハリネズミ。

震える手で1枚だけ写真を撮りました。針がいつもより硬く身体も硬直しています。

鼻先だけピクピク辛うじて動いている状態。

慌ててネットで「低体温 ハリネズミ」を検索。ここから出勤時間との闘いです。

ハリネズミのお腹が冷たいときの対処法

ハリネズミのお腹が冷たいと感じた時には、体温をゆっくりと戻すためにハリネズミを温めてあげる必要があります。ハリネズミの温め方はこちらの3つがおすすめです。

  • ホッカイロをタオルに包んで人肌程度の温度でハリネズミを温める
  • ペットボトルにお湯を入れて、タオルに包んで人肌程度の温度でハリネズミを温める
  • ペットヒーターをタオルに包んで人肌程度の温度でハリネズミを温める

人肌程度でじんわりと温めていくことが重要! 焦ってお湯の中に入れたり、ドライヤーを直接当てて急激に温めるのは絶対にダメです。

もし、ホッカイロもペットボトルもペットヒーターもない場合には、直接あなたの素肌でハリネズミを温めてあげてください。胸のあたりは体温も高いので、じんわりと温めてあげることができます。

一時間ほどゆっくりと温めてあげると、ハリネズミはゆっくりと動き出すことが多いです。

引用先:ハリネズミ飼いのヒント

あいにくホッカイロもペットボトルもない我が家。残るは人肌作戦しかありません。

実際に行った方法
  • 部屋のエアコンをON(26℃設定)
  • ケージ下のホットカーペットをON
  • T-falを沸かした(外側が高温になるので自分の手を温める為)
  • 自分のお腹の中【胸下辺り】にハリネズミを入れる(トレーナー着用)
  • 温めた手で背中の針を何度も優しく撫でる

暫く撫でていると硬く丸まっていた身体がゆっくりと開いていき、ハリネズミのお腹と私のお腹がぴったりと重なり段々と針も柔らかい状態に。顔も動き出してきました。

時間にしたら10分か15分位でしょうか。

思ったより早く元の状態に戻ったのでケージに戻して柿を与えるとペロリと完食。

これなら仕事に行けると新しいフードを用意し出勤。ただ会社でもハリネズミが気になって心配で仕事に集中出来なかったです。退社時間になると急いで車を飛ばし帰宅。ケージを見るとフードを完食し、いつも通りのハリネズミが私を迎えてくれました。

柔らかい身体を抱き上げて「ごめんね、ごめんね」と何度も謝りました・・・。

その後の飼育環境

その日から我が家ではエアコンとホットカーペットはずっと付けたまま。温度は少し低め20℃で設定しています。寒かったのはその日だけで後は気温も上がりましたが12月なので朝晩と冷え込む事もあるので念の為に。

低体温になった事を近所の方に伝えると心配してくれて、その日の夜に「ハリネズミ湯たんぽ」を買ってきてくれました。

早速使わせて頂きましたよ。ヌクヌク~

背中ポカポカだよ、買ってくれてありがとう!
私も愛用させてもらおっと♪

まとめ

低体温にならないように部屋の温度管理をし予防するのが1番ですが、突然の気温変化に対応出来ず、低体温になってしまった場合の対処法をまとめてみました。

低体温の対処法
  • 急激に温めず服の中の人肌温度でゆっくりと温める
  • 同時に部屋の温度も上げる
  • 背中から温めた手で優しく撫でる

突然低体温状態のハリネズミを見たらパニックになるかもしれませんが、正しい対処法を守れば元気を取り戻してくれますよ。それでも動かないようでしたら早めに病院へ連れていきましょう。

私は実際に体験しましたが皆さんの飼われているハリちゃんは体験させないように、そして万が一低体温になったら焦らずゆっくりと温めてあげましょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

\蓄熱式だと楽チンですよ/♪